―― 副業としての実態をFX×広告運用者の目線で深掘り ――


🔸AIブームの中で生まれた「新たな副業スクール」

最近、「AIを学べば誰でも稼げる」という言葉をよく耳にします。

名前の響きからして未来的で、AI時代の副業を象徴するような印象を受けます。

しかし、私はFXや広告運用の世界で10年以上活動してきた中で

今回はそんな私が、冷静な視点で 「FMAのビジネスモデル」
「副業としての実効性」 を徹底的に分析していきます。


💼FMAとは?概要から見える表向きの姿

FMAは、生成AI(ChatGPTなど)を活用してビジネスや副業に活かすための

主な特徴として、次のような点が挙げられます。

✅ AIツールの使い方を体系的に学べる
✅ 未経験者でも短期間で習得可能
✅ 副業・在宅ワークにつなげられるノウハウがある
✅ 講師やメンターによるサポート体制

ここだけ見れば、たしかに魅力的。


特に「短期間」「誰でも」「AIで稼ぐ」といったワードは、
今の副業市場に刺さる王道の訴求です。

…ただし、私は思いました。


――そこが最大の焦点です。


💰FMAのビジネス構造|「980円講座」は入口にすぎない

調べていくと、FMAの入り口となる講座は破格の安さ。

一見お得に見えますが、これは典型的な “フロント商品(集客用)” です。


つまり、「安く提供して見込み客を集め、その後に本命商品を提案する」仕組み。


🔹ビジネス構造を分解するとこうなります

ステップ① SNS・広告で「AIで稼ぐ方法」などを宣伝 → 見込み客を集める
ステップ② 数百円の入門講座を販売 → 顧客情報を取得
ステップ③ 受講者限定で上位講座やコンサルを提案 → 高単価販売で利益化
ステップ④ 継続サポートや案件紹介を提供 → 長期課金へ誘導


「980円講座」はあくまで 信用を得るための“入り口”

これは悪いことではありません。


しかし、購入者が「980円だけで完結する」と勘違いしてしまう構造は
心理的に非常に巧妙であると言えます。


⚙️AIスキルで本当に稼げるのか?現実的な壁

生成AIを扱えるようになったとしても

実際に収益化できる人は、AIスキルに加えて以下の力を持っています。

・クライアントから案件を受注できる営業力
・AI出力を商品レベルに仕上げる編集力
・継続的に納期を守る管理力
・価格交渉や契約トラブルを避ける知識


しかし、実際に副業として結果を出すには
AI+実務+営業+継続力 の4本柱が不可欠です。

つまり、「講座を受けた=すぐ稼げる」は幻想。
FMAの講座だけで月数万円を安定的に得られる人はごく一部だと感じます。


⚠️講師・運営の実績が不透明な点にも注意

運営会社や講師の情報が曖昧な場合、注意が必要です。

私が見てきた限りでは、講師ビジネス化しているスクールの多くが

もし講師のSNSや実績、卒業生の声などが見つからない場合
その講座は「販売型」である可能性が高いです。


🌀収益化支援という名の「案件紹介ビジネス」

FMAでは「案件紹介」「マッチング支援」などをアピールしているようですが


この“案件型”の副業支援には、よくある落とし穴があります。

・案件単価が極端に低い
・紹介手数料を引かれて実質利益が減る
・紹介案件が枯渇している
・成果保証がない

むしろ多くの場合


という構造が見え隠れします。


🧾返金・契約条件のチェックは絶対に必要

などの文言が小さく記載されているケースもあります。

私も過去に、細かい文字を見落として損をしたことがあります。
たとえ金額が少なくても、契約を交わした瞬間から返金は難しいのが現実です。

申し込み前には必ず

・契約内容
・特商法の表記
・返金制度

この3つを必ず確認しておきましょう。


🧭マコトの結論|AIスクールに飛びつく前に考えるべき3つの視点

私がFMAを分析した上で出した結論は、次の3つです。

安さに惑わされず、全体像を見ろ。
 980円という価格は入口。真の費用は“後ろ”にある。

AIスキル=即収益ではない。
 ツールを扱えるだけでは稼げない。営業力と品質がすべて。

運営の透明性を最優先せよ。
 講師・法人・規約が不明瞭なスクールは避けるのが賢明。


🌍AI時代でも「考える力」が最大の資産

私はFXや広告の世界で、数えきれないほどの“稼げるノウハウ”を見てきました。


しかし、結局のところ稼げるのは 「自分で考え、選択できる人」 です。

AIが進化し、誰でもツールを使えるようになった今

もし本気で副業を成功させたいなら
「誰かに教えてもらう」前に、「何を学ぶべきか」を自分で決めましょう。

生成AIは確かにチャンスです。


ただし、そのチャンスを掴めるのは――
冷静に見抜ける人間だけです。

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